アライドテレシスのOpenFlowスイッチ製品が米バークレー国立研究所で開催されたFaucetカンファレンス2017でも秀逸と評価

2017/11/09

アメリカ

Faucetカンファレンス2017は米国カリフォルニア州にあるローレンス・バークレー国立研究所(LBNL)で現地時間の10月18日から20日まで開催され、1日はFaucetとの連携動作確認を実施するPlugFest、残り2日間はカンファレンスが行われました。

アライドテレシスのOpenFlow対応のスイッチ・無線LAN APはFaucetカンファレンス会場のネットワークで利用され、その会期内で開催されたPlugFestでFaucetコントローラーとの連携デモンストレーションを実施し、高く評価されました。

Google、ESNet、バークレー研究所が共同企画・運営した今回のPlugFestには、アライドテレシスや第一線で活躍するネットワークベンダーが集まり、Faucetコントローラー(オープンソースのSoftware-Defined Networkコントローラー)との連携デモンストレーションと、OpenConfig(SDNの原則に基づいたベンダーニュートラルな連携モデル)の試験を行いました。参加ベンダーはFaucetコントローラーと自社のOpenFlow対応スイッチ製品を用い一連の試験を実施しました。

今回の試験の重要な要素はOpenConfigでした。従来のコマンドライン・インタフェースによるスイッチへの設定に代わりに、GoogleがオープンソースとしてリリースしたマネージメントフレームワークおよびOpenConfigを用いて設定を行うことを目的に行われました。その試験でアライドテレシスは、PlugFest運営側の予想を上回る優秀な結果を残し、OpenConfigにおいても業界をリードしていることを示しました。

さらに、PlugFestではマルチベンダー機器とFaucetコントローラーによるディストリビューション・スタッキングにも焦点があてられ、これまでに実績のあるアライドテレシスのAlliedWarePlus対応製品であるx930シリーズをOpenFlow対応のルート・スイッチとして採用、他のベンダースイッチおよびインテルDPDKサーバーとともに接続、検証が行われました。

この検証でFaucetが掲げる目標は、ベンダー独自のスタッキングケーブルを使わずに、マルチベンダースイッチ間でのスタッキングが容易になることです。SDNコントローラーであるFaucetは、アライドテレシスのx930を経由し、あるベンダーのスイッチ製品から他ベンダースイッチ製品へのルート制御を行いました。この試験でアライドテレシスのx930は、他ベンダースイッチ製品と問題無く連携が取れ、スタッキングおよびルーティングで優秀な結果を出しました。

アライドテレシスはこれまでも他のPlugFestにも参加し、優秀な試験結果、評価を頂いております。今回においても、OpenFlow連携デモで良い結果を出し、OpenConfig試験でも大成功をおさめFaucetを推進、利用する団体やコミュニティに対して強い印象を与えられたと考えています。

また、カンファレンス期間中は、PlugFest会場となったバークレー研究所の既設ネットワークでなく、OpenFlowカンファレンス用のネットワークがアライドテレシスのOpenFlow対応x930シリーズとエンタープライズ向け無線アクセスポイント、TQ4600を用いて構築されました。PlugFestやカンファレンスの会期中、このネットワークはなんら問題なく安定運用されました事も報告致します。

弊社上級執行役員 マーケティング統括本部 統括本部長 佐藤誠一郎は今回のデモ・試験結果について、「今回のFaucetカンファレンス2017を含め、これまでの試験やデモで弊社製品のパフォーマンスやOpenFlowとのインターオペラビィリティでは顕著な結果を出せ、弊社のOpenFlow/SDN対応テクノロジー・製品が、競争の激しい市場で差別化され価値あるものであることを認識頂けたと思います。そして、より自信をもって皆さまにご提供できます」とコメントしています。

FaucetカンファレンスならびにFaucetの詳細に関しては以下(英語)をご覧ください。

Faucetカンファレンス2017 PlugFest:
http://conference.faucet.nz/

Faucetカンファレンススケジュール:
http://conference.faucet.nz/schedule/

Faucet SDN の GitHub:
https://github.com/faucetsdn/faucet/

以上